「恋人 THE LOVERS」

一人の男がいた。
彼は一人の女を愛していた。

彼は悩んでいた。
「彼女と、どうすれば話せるのだろう?」

それを、天使が見ていた。
天使は、青い砂を蒔いた。

青い砂は、雨になった。

雨の中、女は傘を忘れ、小走りに歩いていた。
男は傘を差し出した。

やがて二人は、友達になった。




彼は悩んでいた。
「どうすれば、自分の気持ちを伝えられるだろう?」

それを、天使が見ていた。

天使は、赤い砂を蒔いた。
赤い砂は、夕焼けになった。

夕焼けの下で、二人は待ち合わせた。
男は気持ちを打ち明けた。

そして二人は、恋人になった。




ある日、二人は口論になった。
「君がそんな女だとは思わなかった」
「私こそ、あなたがそんな人だとは思わなかったわ」
お互いに、引く事が出来なかった。

「もう一緒には居られないな」
「そうね。出て行きます」
「勝手にしろ」

それを、天使が見ていた。

天使は、白い砂を蒔いた。
白い砂は、雪になった。

「待て・・雪だぞ」
「関係ないわ」
「待てったら。この雪じゃ、積もるぞ。今夜は、ここにいろ」

「・・でも」
「・・・ここに、いてくれ。もう少し、話そう」
「・・・・」


『天は人に、愛すべき時を伝える』



やがて二人は婚約し、そして式をあげた。

天使は、全ての砂を蒔いた。

砂は、教会の上に、虹を描いたという。


カードの真意「機会・出会い・選択」


「恋人」です。
ああ、恥ずかしい^^; いつもよりロマンチストになってますねぇ。

まぁどの解説書にも載っている事ですが、
ただ単にこのカードを「出会いがあるよー」ととるには
解釈が浅くなる怖れがあるそうです^^;

カードの表す時間的な問題を考えると、
「運命の輪」に似たところがあって、
「選択する瞬間」をピンポイントで指す場合が多い。

ですから、質問者が何かを決断しようとしている場合に、
このカードが出たら、後押ししてあげるのが良いでしょう。

しかし、それが例えば「ソードの2リバース・カップの4リバースか7リバースか8」と
コンビネーションで出た場合、
若干の試練は伴う選択になるでしょう^^

さらに、「ソードの3・悪魔のリバース」になると、相当苦しい。
間違ってはいないが、厳しい選択となりそうです。

・・そうはいってもねぇ。

恋愛に出るカードとしては
申し分のないシチュエーションですよね。

「いい出会い」「いい相手」です。
恋愛でこのカードが出た時は、私は、

まっすぐに読んでも、何も構わないと思うなぁ。
カードが出た時の、あの相手の顔が花が咲いたように「ぱぁっ」と明るくなる瞬間に、
へたにひねった答は、私はしたくないです^^


戻る