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「魔術師 THE MAGICIAN」 |
いつ、この街にやってきたのだろう。
彼は、街角で誰を相手にでもなく、不思議な生活を続けていた。
時に読書に耽り、ありふれた道具を眺め、ただ彼は静かであった。
特に害があるでもなく、街の者は彼を放っといていた。
「お前さんは魔法使いなのかね?」
街の酒場の大男が彼をからかいにやってきた。
「そう呼ぶ方もおられます」
「ほう、ではこの場に火の玉を降らせたりできるのかね?」
「いえ、できません」
「誰かを呪い殺したりできるのかね?」
「いえ、できません」
「若きソロモンを蘇らせる事でもできるのかね?」
「いえ、できません」
「はっは!たいした魔法使いだ!では、何ができるのだ?」
「私は、この街にきて、あなたの奥さんが足を病んでいるのを知りました」
「・・・・・・・」
「私は、おそらくは適切な治療を彼女に施す事が、出来ます」
大男は、しばらく口もきけず、やがて膝を落とし叫んだ。
「頼む!・・頼む・・誰も、治せないと言った・・」
『魔法は、それを心から欲する者にのみ、魔法たり得るのだ
他の者には、それは路傍の小石に過ぎない』
やがて、彼は次の街に旅立っていった。
街の広場で人々が、若き妻の手を引いてそろそろと歩く
酒場の大男の姿を見るようになったのは、
それからしばらくしての事である。
カードの真意「知識の探究」
「魔術師」です。愚者の対極ですね^^
これが願望で出るようなら、質問者はなにか新しい事を始めたがっています。
それは仕事でも。恋愛でも。
ということは、現状に満足していないという事ですね。
不満を表すのは「ペンタクルス・カップのリバース」に多いですから、
その辺のカードが出たら、質問者の環境を解く鍵があるでしょう。
人物に照合した時は、これはもう「自信」です。
「経験」や「努力」、あるいは「思索」に裏付けられた「確固たる自信」。
そういう方ですから、恋愛ではかなり「モテる方」です。
特に男性に出ると、ライバルは多いと思いますよ^^
なにか実際的な問題(金銭面・身体面)の際には、
良いアドバイスを得られる事を意味します。
リバースの「魔術師」は、これは「悪知恵」ですね^^
仕事面では「ペンタクルスのリバース」、
恋愛面では「ソードのリバース」のそばに出ると、
なにか「裏切り・騙しあい・打算的な愛情」を暗示します。
浮気もあやしい。愚者での「計算高い行動」の
遥かに上をいく「打算」が見え隠れします。
同じ「ペンタクルスのリバース」でも、金銭ではなく技術と解釈できるカードが
近くにあると、これは「未熟さによる失敗」「実行不可能な計画」とか。
読み方は色々ですが、その辺は他のカードとの兼ね合いで^^
未来で出たら、計画は十分にうまく行きます。最初はね。
もちろん、引き続き努力は必要ですよ。
そーいうカードですから。
出会いなら、「初めからフィーリングが合う」相手でしょう。
趣味も合うと思います。
でもちょっと「お堅い」相手かな。「職場での出会い」とか。
そんなカードです。
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