|
|

運命の中では、最も弱い「調命」。
その弱さは「影響力の弱さ」である。
弱いからといって「成功しにくい運命」ではない。
成功も失敗も大いにあるのだが、
その影響は「小さい範囲」に留まり、
あまり広きにわたって及ぼされるものではない。
よって、いわゆる「社会的大成功」と言うものとは、
程遠い運命である。
この運命を持つものが広範囲にわたる影響を与える立場に立つには、
必ず他の星が必要となる。
逆に、他の星がこの調命の「安定性」を欲して近づく場合も多い。
この運命は他の運命の震動の調整を行う働きを持つので、
職種としては「ヒーリング系」の職種に従事する機会が多い。
調命の出会い・恋愛・別れ--
固定性の偶数命でありながら、
この調命は、じつは結構な出会いの運気を持っている。
当然固定性なので、こちらから行動は起こさない。
相手の運命が近づいてくるのだ。
特に移動性の「奇数命」が近づく事が多い。
彼等を「旅人」とするならば、
調命は「宿場」や「オアシス」的な役目を果す。
「憩いの場」なのである。
なので本人の星が楽しげな性格を持てば、
この調命と言うのはとても優れた環境を作り出す性格があり、
恋愛においてもその効果は、いかんなく発揮される。
ただ、「オアシス」なので、
その関係が「一時的」な場合も多い。
ここがじつは、調命の持つ試練の本質なのだ。
調命の試練「逃避」--
調命はその本質として、
他人に「利用される」運命である。
本人の生成した環境、運命の効果は、
時に他の運命に利用され、
あらゆる場面で「使われる」のだが、
この事自体は、本人さえ了解し、
それで良い相互関係が築けるならば、何ら問題はない。
問題は、あまりに強い運命がそこに現れた時、
この調命は「逃避行動」を起こす。
運命自体が自らの意志によって、
使われる事を「拒否」するのだ。
よってその時には、本人が今まで築き上げた環境が、
「がらがらと崩れる」場合もある。
それらは全て、一見「大きなチャンス」と見える出会いの後に起こる。
もちろん運命自体は、当人と当人の人生を守るために、
そう言った行動を起こすのであるし、
崩れた後もまた、新たに築き上げるだけの能力を持つので、
そうするのだが、
未来の見えない本人の性格や宿星によっては、
強烈な精神的打撃となる場合も多い。
その際は、本当に本人はじっくりと思索する事が望ましい。
単にチャンスを「ふいにした」と嘆くのではなく。
この小さき、優しき運命は、
「人生には己の器を過ぎた機会も存在する」事を、
その「学び」とする運命なのだ。

|