|
|

集団制の運命、相命。
孤独と言うものにはまず縁のない運命であり、
本人も常に「人の中」に置かれる。
ただ、そのために人間関係のプレッシャーが、
本人を日常的に圧迫し、結果、
どうしても「人を気にして」行動する機会が多くなるのが、
この運命の大きな特徴で、
宿星によっては、極めて大きなストレスをもつ場合もある。
この運命のもっとも特異な点は、
「移動性」の「奇数命」にありながら、
その運命の変化に「主体性が伴わない」点にある。
これは「奇数命」の中でも相命だけが持つ特徴で、
本人は常に「周囲に振り回される」結果になる。
未来を、他人に依存しがちな運命なのだ。
他の「奇数命」に見られる、「運命の自己決定権」が、
この相命だけには存在しない。
逆に言えば、集団の中心に「強運の星」が存在すれば、
その波に乗っていける運命でもある。
よって相命を持つ人は幼少の頃から、
「人間観察」を常に強いられる運命にあり、
その経験から「バイヤー系」の職種に従事する機会が多い。
相命の出会い・恋愛・別れ--
一言で言えば相命とは、
「波に乗る」形での「移動命」なので、
その集団に対する「観察眼」は幼少の頃から鍛えられる。
相命の「出会い」は、さまざまな個性の人間との出会いであり、
非常に多岐にわたる職種の人間との出会いも多い。
これは恋愛においても同じである。
出会いを見つけると、相命は相手の運命との「合流」を開始する。
相手の運命の「波に乗る」のだ。
「波に乗る」のに必要なのが「舵取り」であるように、
そこから、相命は本人に「演じる事」を強いる。
恋愛においても、友人関係においても、
相命が準備するのは「舞台」であり、「台本」である。
そこで本人は、相手の運命に合わせた「役割」を、
「演じ」なければならない。
相命の「人を気にしなくてはいけない」運命の特徴が、
ここでも発現する。
本人の持つ本質は隠され、その集団に合った「キャラクター」を、
長い時間演じ続けるうち、
やがて本人は「これが本当の自分なのだ」と、
錯覚するようになる。
強烈な「感情移入」により、そこが「舞台」である事を、
本人が忘れてしまうのだ。
しかしそれは、所詮自分とは違う人間の人生の波であるので、
その波が変わった時、
相命は、本人に突然、「幕が降りる」と言う形での
別れを準備する。
物語は終わり、本人はまた荒波の中に放り出される。
相命の試練「裏切り」--
こうして本人は、運命から何度も「裏切り」を受ける。
これが、相命の準備した試練となる。
「人に裏切られる」のではなく、「運命に裏切られる」のだ。
相命の「出会い」というのは、もともとが「才能溢れる人物」との
出会いが多く、そのため相手の運んでくる「波」も大きい。
相命が、そのような星の人物を「呼び込む」のだ。
本人を「波に乗せる」ために。
そして、多くの場合、そういった人物は「複数」現れる。
同時に、違う才能を持ち、姿を現す。
才能ある人物同士を繋ぎ、共に歩ませ、夢を実現させるのが、
相命の本質なのである。
集団の運命が「移動」する際には、なくてはならない運命が相命で、
だからこそ、その中では様々な役柄を「演じなくてはならない」。
だが、一旦本人が「人と人とを繋ぐ運命」を、
「人を操る運命」と取り違えた時。
相命は突然、本人を裏切り、集団の外へ放り出す。
この運命は、本人に「人を動かす機会」は与えても、
「その中心に立つ実力」は、決して与えないのだ。
そこには、
「人を動かす者には、常に謙虚さが伴わなくてはならない」
と言う、相命からの「学び」が隠されている。

|