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代表的な固定性の運命、従命。
本人の前には、おそらくは両親が準備したであろう
敷かれたレールが存在する場合が多い。
それは単に「家柄・資産」といった
現実的なものだけではなく、両親の性格に起因する場合もあり、
これが悪いものだと、幼少の家庭環境は
あまり幸福なものではなくなる可能性がある。
本来従命の「従じるもの」とは、立場的なものより、
性格的なものが圧倒的に多い。
よって、本人の周囲には性格の強い、リーダー的な人物が
集い易い。
そういった人間が本人を引っ張っていってくれるので、
楽と言えば楽な場面も多くある。
ただ、我はなかなか通らない。どうしても物事の決定権は
他の人間に握られる運命を持つ。
宿星によっては、ストレスの溜まる運命である。
ただ、良い方向に物事が進んだ際は、その状態が長く続くのも
この運命の特徴で、比較的安定期は長い。
周囲の環境が良いなら良い、悪いなら悪いで「固定される」のが、
従命の運命の流れなのだ。
結果、そこから得る「環境のデータ」と言うものは
真実味のある場合が多く、それを活かした
コンサルタント系の職業に従事する機会が訪れ易い。
従命の出会い・恋愛・別れ--
人との出会いという観点から従命を考える時、
そこには、ある「矛盾」が隠されている。
運命が「受動的」なので、他の星を強く求めるべきであるのに、
運命が「固定的」なため、自らが積極的に探し求める事ができない。
これは特に恋愛において強く発現する。
従命の恋愛は、
強烈な片思いを長く続ける傾向がある。
なかなか関係を積極的に発展させる機会を、
得られない運命なのだ。
これが本人が恋愛に関して持続力のない宿星だと、
恋愛そのものがそもそも出来ない。
遠距離であったり、相手の都合であったり理由は色々だが、
頻繁に相手と出会う機会も少なくなる。
ただ、一度絆が深くなれば、これも長く続く。
幸福な状態も長い。
しかし、一度相手との関係に「違和感」を感じ出したら、
それを抱えたままの関係が長く続き、
精神的にも極めて高いプレッシャーが生じる。
よって従命の別れは「精神の限界」による、
相手との関係の「切断」で終わる場合が多い。
別れた相手とも、なかなか修復の機会が訪れる事が無く、
ここでも時間を費やしてしまうのが、従命の特徴である。
従命の試練「束縛」--
こうしてみると、従命の試練である「束縛」というのは、
「場所的・立場的」なものではなく、
「時間的な束縛」であることが分かる。
「待たされる」運命なのだ。
従命は、その人生においてしばしば「待ちぼうけ」をくらう。
他の命を持つ者達が先へ先へと進んでいくのに、
自分はいつまでこの状態が続くのだろう?と、
未来に対する「自問自答」は、止まない運命にある。
それが幸福な時間なら、何ら問題は無いのだが。
不幸な時間である時。
トンネルの出口は未だ見えず、じっと「待つ事だけが」
手段であるかのような状態が続き、
強烈な「抑圧感」となって本人を襲う。
個々の宿星は、そこで試されるのだ。
では、天は従命によって、
何を試そうとしているのだろうか?
単に個人の星の「忍耐」のちからを、試しているだけなのだろうか?
天が与えし従命の「学び」とは、
「全ての人には、動くべき時、動くべきでない時が存在する」
と言う事なのかもしれない。

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